みなさん、こんにちは。商品企画開発を担当している鈴木です。

今回は、初めて出場したワールド・バリスタ・チャンピオンシップ2011　ボゴタ（以下WBC)にて、使用したコーヒーのロット違いのコーヒーのご紹介です。

コスタリカ ハイメさんの農園にて

実際に使用したものは別ロットとなりますが、大会用に用意した同一生産者・同一農園・同一生産処理のコーヒーです。実はこのロットを生豆の状態で真空パックに包装し、冷凍倉庫で約10年保存してました。

近年、生豆・焙煎豆を冷凍することは、最先端の研究としてコーヒー業界でも注目されています。国内だけでなく世界各国のさまざまなコーヒーショップでも取り組み、今までは難しかったクロップごとの飲み比べや、収穫後数年たったものを、味わいを保ちながら提供することが行われ始めています。

さすがに10年という長期間の保存のケースは少なく、不安に思いながらもテスト焙煎をしたところ、大変状態がよく、大会に臨んだ思い出が走馬灯のようによぎりました。当時のシン・リミテスの魅力がたっぷりと詰まった１杯になりました。

コロンビアのボゴタにて開催された、ワールド・バリスタ・チャンピオンシップ2011

今回は、当時の大会焙煎に近い中煎りよりもやや浅めの焙煎度合いで仕上げ、エスプレッソでも楽しんでいただけるようご用意しました。

この10年間で、コーヒーの生産現場もバリスタの大会も技術革新が目まぐるしくおこりましたが、当時のトップロットの一つであるこのコーヒーをみなさまにも楽しんでいただければ嬉しいです。ぜひお楽しみください！

・農園情報
クロップ：２０１０年
地域：ウェストバリー
マイクロミル：シン・リミテス
生産者：ハイメ・カルデナス
標高：1500~1550m
生産処理：ハニー
品種：ビジャ・サルチ

・味コメント
チェリー、アップル、マンダリンオレンジの風味。蜂蜜のような甘さ。シロップのような質感。

・味覚チャート
苦味：●●
酸味：●●●●
コク：●●
香り：●●●
フレーバー：シトラス

＜販売情報＞

販売開始日：2021年8月5日(木）〜

販売場所：オンラインストア（https://www.maruyamacoffee.com/ec/）

商品名：ハイメ・カルデナス 鈴木バリスタ　WBC2011ロット

焙煎度合い：中煎りよりやや浅め

販売形態：100gのみ（豆・粉）

販売価格：¥2,322(税込）

※在庫終了次第終売となります。